管理理容師⑤

講習期間中、1人の美容師くんに何度か声をかけられていました。
初日の朝、ホールで挨拶されてから、私に何度も話しかけてきます。
休憩時間廊下に出ると彼は必ず誰かしらと会話をしていて、その都度何か有益な情報を得ているようでした。
礼儀正しくて人当たりも良い、誰にでも気軽に声かけできてしまうタイプの青年。
なかなか興味深い人物です。

彼からすれば私は超歳の離れた先輩?床屋のオッサン?デカイオッサン?

よく俺なんかに話しかけてくるよな〜。話好きなんだな。天性の接客業適性のある人物だな。美容室が職場で楽しいだろうな、美容師が彼の天職なんだろうな。
自分の若い時と比べると、相当先をいっている、そんな感じがしました。

私は24歳くらいまでお客様と話すのが苦手でした。

20歳の頃、50代くらいの人が嫌いでした。
理由はわかりませんが今の70歳くらいの世代の人達、蹴飛ばしたいくらい嫌いでした。
当時ですよくれぐれも(・∀・)
団塊の世代よりちょっと上の世代でしょうか、なんでもよく説教されていましたし当時はまだまだ元気でしたから、20歳の私にも本気で喧嘩売ってくるんですよね(笑)トラブルメーカーと言うか困った人達が多かったように思います。
とてもコチラから話しかけようなどとは思いませんでしたし、必要がない限り話しかけるようなことはしなかったと思います。

この美容師くんは、こんなに人当たりも良く、
『別に話をしなくてもいい俺みたいな人に話し掛けてくる。』
なんて凄いんだ若いのに、積極的で前向きで大したもんだ。
と思いました。

続く。

This article was written by glan-ts