番外編⑬

番外編12の続き。

このTL1000Sというバイクに限ったことではなく、この手のスーパースポーツ系バイクはランニングコストが高いのです。
バイク好きの方なら当然でしょう、と言われそうですが、そんなことも知らない23歳でしたアホすぎます。

ちなみにタイヤは5000kmもちません。
大げさではなく走りによっては3000kmで交換時期を迎えるかもしれません。

リア1本工賃込み、当時、ナップス横浜で35000円くらいしていたような記憶があります。
ダンロップD207gpという銘柄のタイヤを、雑誌の評判を鵜呑みにして買いました。

23歳頃の話です。

若い方には有り得ない話かもしれませんが、当時はまだネット環境がほとんど無い時代でしたから、自分より多分このバイクに関して詳しい(と思われる)人から直接聞く話と、雑誌の特集記事などの紙媒体が、正しいかも知れない、信じて良いかもしれない、有益かも知れない、情報の全てでした。

このD207gp、私の走りではその性能を使い切るようなことは一度もなく、あっという間にすり減って交換です。

ザックリ計算すると
ゴールドウィングは
4年に1回タイヤ交換。22000km〜25000km。前後同時交換で45000円
TLの場合
4年乗ると5〜6回タイヤ交換。計5回としても前後交換で55000円×5。タイヤ代だけでも、冗談ですよね、という金額になります。

TLは悪くありません。とても良いバイクですし今でも未練があります。
甲斐性なしが無計画に買い物をしたから悪いのです。

このTL1000Sというバイク、使用するオイルも高性能ですし、本当に金のかかるバイクでした。

続く。

This article was written by glan-ts