徒然なるままにGLANTS第六十四段

去る6月3日火曜日 朝から痺れるニュース速報を見て絶句しました。
長嶋茂雄さんが亡くなられました。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

長嶋さん過去の色々なことが思い出されます。

この業界に入って7年目位の時でしょうか?上司から1冊の本を渡されました。
確か

『みんなディ◯ニーランドから教わったと』

言うタイトルの本でした。
この本を読め。この本の内容から接客業の真髄を学べと。

僕はさわりだけ読んでその本を返しました。

『この本の内容は全て長嶋茂雄さんのファンサービス哲学とかぶるな』

俺もう全部知ってるわ。

ところかわって25年以上前の浜スタ。

雨のデーゲーム。

巨人VS横浜のレフトスタンドにいた私。ずぶ濡れです。ワンサイドゲームにガッカリしていました。せっかくのスタンド観戦が。。。ダメ押しの波留の満塁弾を含む6-0のなかなかワンサイドな展開。

まぁ、何かを期待していたわけではありませんが最終回までスタンドにいました。
せっかくのスタンド観戦ですからね。

ピッチャー交代のアナウンスが流れました。

『ジャイアンツ ピッチャーの交代をお知らせいたします。』

『ピッチャー〇〇にかわりまして   桑田 』

!?

 、、、、、桑田?

歓声ののち、ざわつくレフトスタンド。。。

今桑田って言ったよな???的なスタンドの空気。

ケガで2軍にいた桑田。元々先発の桑田がケガ明けに敗戦処理登板するんかいな??

ちゃんと出てきました!!桑田です!!

1イニングをキッチリ抑えて(格の違いを見せつけて)、、、、大敗。

ワンサイドゲームですがファンはみんな喜んでるんですよね。結局そんなもんなんですよ。偉そうなことを言えば長嶋さんはお客様商売のことよくわかってらっしゃるんでファンのためには勝つこと。ファン目線になったら楽しませること。遊園地だってプロスポーツだって床屋さんだって全てそうなのではないでしょうか?
もちろん勝つことが大前提ですが負けても楽しませれば良いというのはどの業界でも同じ事、普遍的なことではないでしょうか。長嶋さんには接客業の真髄を見せてもらった気がします。

この人には色々教わったなぁ。感謝しかない。

さて、普段晴れ男の私が6月3日火曜日、新横浜まで125 CCのバイクで向かわなきゃいけない用事があるその日に限りまさかの雨予報、、、、的中で土砂降り。長島さんの涙目だったのでしょうか。そうかもかもしれません。

東戸塚から新横浜までは本当の土砂降り、カッパを通り越して全身ずぶ濡れになって左右の袖からコップ一杯分の水が流れ出し、何のことやらカッパの中に水たまりが出来るんですよ、雨のツーリングで経験した方もいらっしゃるのではないでしょうか。こんなになったのは久しぶりです。

よりによってその日は待ちに待った竹内まりや11年ぶりのコンサート イン横浜アリーナの当日だったのです。

1番最後の曲の歌詞の中『誰でもいつかこの星にさよならを言う時が来る』と言う旨のその歌詞が長島さんと、そして長島一茂氏による、野球の星に帰ったというコメントがリンクして。。。んー、野球の星に帰って行ったのか。。。

常にお客様目線だった長嶋さん。普段いろいろなところで関係者ならともかく無関係な方が亡くなられた方に対する追悼コメントを残しているのが大嫌いなんですが、私の中では長島さんとPaul McCartneyだけは別格なので、初めてちょっと追悼コメント(そんな気はなかったけど、なんか、そんな感じの文章になってしまったので)

つつしんでご冥福をお祈りします。

This article was written by glan-ts